年間カレンダーで俯瞰する!2020年の休み方改革のススメ

2020年、令和2年に入り心機一転。でも、お正月モードがまだまだ抜けきらない方も多いのではないでしょうか。2019年は10連休のGWや皇室行事も多く、祝日・休日の合計が22日間と休みの日数が非常に多かったことも、お休みモードから抜けきれない理由の一つなのかもしれません。そして、今年は世界中が注目するオリンピック・パラリンピック「TOKYO2020」の年ですね!開催のために祝日が移動するなど、例年とは異なるイレギュラーな連休も発生するようです。会社では休み方・働き方改革が浸透し始めていますし、2019年4月1日から有給休暇の取得義務化が開始になりました。(10日以上の年次有給休暇が付与される全ての労働者に対し、毎年5日間、時季を指定して年次有給休暇を取得させることが義務付けになりました)。そういった環境の変化が生まれることにより「どんな休日をデザインしていくか?」と、充実した日常を過ごすことを見直すきっかっけになるかもしれません。

そこで2020年スタートということで、会社の卓上カレンダーとはちょっと違う休日デザインカレンダーから、GWや連休を有意義に過ごすことに加えて、日常の土日をもっと自分なりに楽しんでいくために、年間の休日の流れを俯瞰する意識を持つところから始めまてはいかがでしょうか。

まず最初に2020年の連休についてまとめてみると・・・

2020年の3連休は5回!

  • 1月11日(土)〜13日(月):成人の日
  • 2月22日(土)〜24日(月):天皇誕生日
  • 3月20日(金)〜22日(日):春分の日
  • 8月8日(土)〜10日(月):山の日
  • 11月21日(土)〜23日(月):勤労感謝の日

2020年の4連休は2回!

  • 7月23日(木)〜7月26日(日):海の日、スポーツの日
  • 9月19日(土)〜 9月22日(火):敬老の日、秋分の日*9月23〜25日にも休みを取れば9連休!

2020年の4連休は7月23〜26日、そして9月19〜 22日の2回。建国記念日と文化の日はいずれも火曜日なので、前日の月曜日に休みを取れば土〜火曜までの4連休にすることができます!

2020年のGWは5日間~最大12日間!

  • 5月2日(土)〜 5月6日(水):5連休
  • 4月29日(水)〜 5月10日(日)*4月30日、5月の1日・7日・8日に休みを取った場合:12連休
2020年 休日デザインカレンダーによる休日の俯瞰


例年通り1月13日は成人の日として休みになります。お正月が明けてからまだちょっと仕事のエンジンがかからない方や学校の授業に身が入らない学生さんには、この休みは本当に有難いちょっとした小休止ポイント。まずはこの連休を目指してやるべきことの気持ちを高めていく方も多いのではないでしょうか。1月に一度も祝日がなく2月に入るのと、成人の日があるのとではメンタル面で差がでてきたりします。

2月は2020年から新たに「天皇誕生日」が入ります。2月半ばの建国記念日を一つ目の休みの目安としながら、そこから10日後の天皇誕生日を含む3連休(2月22日~24日)をゴールとして設定すると休み方のリズムが出やすいところですね。

3月は3月20日の春分の日から22日までが3連休になります。多くの企業が年度末を迎えるこの時期は忙しい一方で、退職されたり4月から心機一転で新たなステージに臨む方も多くいますね。春分の日を挟んで3月31日まで一気に突っ走る中で春を感じ始めながら3月にサヨナラする流れですね。

そして、会社も学校も新しくスタートする4月と小春日和の5月。新緑が綺麗で気候も温かくなるのでアクティブに活動してみようと思う傾向のある季節です。やることが多く、月末まであっという間の中でGWが控えています。4月は29日が昭和の日として設定されていますが、カレンダーに記載の通りここから有休を利用し5月6日まで休んで8連休にするか、7日と8日も休んで12連休とするかは、結構大きな選択になるかもしれません。ここで12連休とすると昨年のGW10連休を超える超大型連休ですよね。なお、昨年は世間的に10連休だったこともあり、医療提供を行わない医療機関も多かったことによる弊害もありましたね。大型連休日数が適度でない場合、社会が機能しなくなることもあるので予め注意が必要だと認識した2019年でした。

今年の5月7日、8日にお子様の学校がある方の場合は家族で出かけることは難しいかもしれませんが、まとまった休みが取れるタイミングになることは間違いありません。ただし、GWなのでどこに行っても混んでいるし、料金設定が高い…。また、4月に入社し社会の雰囲気を味わった新卒の新入社員においてGW後に仕事に来たくなくなるという「5月病」も企業にとって大きな問題だったりします。この問題については学生時代の過ごし方と社会人としての休み方の相関性が強いという結果が出ています。詳しくは、深堀り調査・分析した「新入社員の自立意識と学生時代の充実感と休み方」をご覧ください。

6月は祝日はないので土日のみですね。6月は頭を仕事モードに!

7月は海の日が第3月曜日 → 7月23日(2020年のみ)。体育の日:10月の第2月曜日 → 7月24日(2020年のみ)に移動になります。そして長く続いた「体育の日」という名称が「スポーツの日」に変更します。そして、いよいよTOKYO 2020が始まります。
東京オリンピック開会式は7月24日。7月23日〜7月26日の連休期間中に始まります。混雑が予想されるため、国内・海外を問わずこの連休期間の予定は早めに立てることが賢明ですよね。

TOKYO 2020 オリンピック競技大会
開催期間:2020年7月24日(金)~8月9日(日)
開会式:2020年7月24日(金) / 閉会式:2020年8月9日(日)
東京2020パラリンピック競技大会
開催期間:2020年8月25日(火)~9月6日(日)
開会式:2020年8月25日(火) / 閉会式:2020年9月6日(日)

8月のお盆の時期として8月13日〜14日があります。もちろん直前の8月11日〜12日を休みにすれば9連休も作れますね。なお、祝日は山の日:8月11日 → 8月10日(2020年のみ)があります。

9月は9月21日が敬老の日、22日が秋分の日になり、シルバーウィーク期間としては4連休になります。意外と短い2020年のシルバーウィーク。

一方で、10月の祝日は上記のように7月に移動したので10月は祝日が全くありません…。

11月は11月3日に文化の日があります。11月2日に有休を取れば3連休になりますね。この時期はまだ寒くないですし、大型連休を避けた旅行などに行くにはベストかもしれません。GW機関や夏休みに有休を使わずに溜めておいて11月に使うのは、旅行料金も比較的リーズナブルで混雑も緩和できて意外と狙い目の時期だったりしますよ。

12月はこれまで12月23日に天皇誕生日が設定されていましたが、2020年から祝日ではなくなりました。長い間、12月23日に休みとして1クッションあって、その後、仕事納めまで突っ走るような流れができていた方も多いのではないでしょうか。それがなくなってしまったので、今年は12月25日を仕事納めにする方(企業)も多いのかもしれません。(12月29日からお正月休みに入る場合、28日だけ出社するを避けるケースもあります)

最後に2020年度の祝日・休日の一覧です。

  • 1月1日:元旦
  • 1月13日:成人の日
  • 2月11日:建国記念の日
  • 2月23日:天皇誕生日
  • 2月24日:振替休日
  • 3月20日:春分の日
  • 4月29日:昭和の日
  • 5月3日、5月4日、5月5日、5月6日:憲法記念日、みどりの日、こどもの日、振替休日
  • 7月23日:海の日
  • 7月24日:スポーツの日
  • 8月10日:山の日
  • 9月21日:敬老の日
  • 9月22日:秋分の日
  • 11月3日:文化の日
  • 11月23日:勤労感謝の日

2020年の休み方改革に向けて

2020年が始まりました。例年よりも格段に祝日・休日が多かった2019年に比べ、かなり少なくなっています。1年間を過ごしていく中で企業の課題として有給休暇取得の義務化への取り組み方など休みと労働生産性の関係性を今まで以上に考えていかなければなりません。「しっかり休んだという実感を感じること」など、まずは企業として従業員の休み方を測る指標を考えていくことが求められます。

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