一流クリエイターによる新しい休日視点の持ち方

クリエイティブな仕事をする人はどんな休日を過ごしているのか?その創造力は常にどこから湧いてくるのか?

「休日の過ごし方とクリエイティビティ(創造力)の関係性」についてご紹介している”休日デザイナー”。2020年2月は、寒かったり急に温かかったりする休日が続いていますが、新年を迎えて気持ちも新たに切り替えたいところ。今回は、日常の休日における「新しい視点の持ち方」というテーマで2名のクリエイターの休日の過ごし方と創造力についてお伝えします。

一流クリエイターによる新しい休日視点の持ち方

2014年から全国各地のクリエイターの取材をして回った中から毎回2名づつ厳選して、一流クリエイターの新しい休日視点の持ち方についてお伝えしています。

  • 最新のヘアスタイル技術を支える理美容 鋏(ハサミ) 栗林 達也さん
  • 世の中になければ自ら創る!水槽クリエイター:加藤 周裕さん
最新のヘアスタイル技術を支える理美容鋏(ハサミ)

「ヘアスタイルを変えると以前と違う自分を感じたりしますよね。そのカット技術を支える鋏(ハサミ)には職人の技術の粋が詰まっています。」と、話すのは、五感フル活用で使い手視点での鋏✂️(ハサミ)の品質を追及する栗林達也さん。鋼材~鍛造~自研~機械加工まで、山村製作所での経験を経て今尚、製品化に邁進する栗林達也さんの休日のデザインを聞きました。

栗林達也さんの休日は、どんなことをすることをが多いですか?

休日の工場の静けさの中で事業計画を考えたり『発見』を求めて月2で子供とホームセンターに行きますね。

栗林さんが自分の休日をデザインするのに大切にしていることは何ですか?

何か新しいものを知ったり考えたりすること。ホームセンターで500円のチタンコーティングされた鋏から凝縮された技術力やアイデア、その原価を考えたり。違う業態で使われる工具等からモノづくりのヒントを得ます。

休日の心をデザインするアドバイスを教えてください。

自分なりの着眼点を持とう!例えば、自動車は時代の最先端技術の集合体(鉄板/硝子/ゴム/縫製/電気系統等)。部品や道具がない時代はどんな性能だったのか?『自分なりにモノの仕組みや構造を捉えること=職人としてお客様視点を持つこと』を大切にしてみる。お客様が気づかない点までケアして要望を感じ取る視点を養うことは、休日にしか出来ない醍醐味だと思いますよ♪

栗林達也さんが代表を務めるコスモ・スミスの洗練された鋏(ハサミ)の数々はコチラから。

世の中にまだなければ自ら創り出す!水槽クリエイター加藤水槽

皆さんは「水槽」と聞いて何をイメージしますか?「熱帯魚や金魚を入れるだけの四角い箱?」水槽クリエイター 加藤 周裕 さんが考える水槽は真逆の発想です。

きっかけは「欲しい水槽がなかったから自分で作ろう」そう思ったこと。常識や理屈にとらわれず、とにかく欲しいものを考えイメージし妥協点との折り合いを見つけながらのスケッチ、デザイン、製作する。結果、既存の水槽にはないデザイン性の高い水槽にたどり着きました。『つくる上で「考えるプロセス」が楽しく作る醍醐味になっている』そう語る加藤周裕さんの休日デザインを聞きました。

加藤さんの好きな休日の過ごし方(気に入っている休日デザイン)は何ですか?

 ダラダラと家の中で過ごすこと。

休日の過ごし方(休日デザイン)で大切にしていることは?

後悔しないこと。社会や他人から自堕落に見られるような休日でも自分が素直に気持ちが良ければいいんだと思います。

休日の心を磨くアドバイスを教えてください。

何かを徹底的に作ろうとすると、何をしていてもその事が頭をよぎります。クリエイティブな悩みは気が重くなるような悩みと違い、将棋のような「ああしたらどうかな、こうしたらどうかな」といった思考の遊びに似ていて楽しいです。たまには思いっきり物作りに悩むのもいいんじゃないでしょうか。

※加藤周裕さんがつくる水槽デザイン「加藤水槽」について、もっと詳しく知りたい!という方はコチラを是非。

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