「意外といい!」が満足度を左右するって何?

何気ない休日でも「来してなかったけど意外と良かった」体験って誰にでもあるもの。

例えば「ちょっと面倒だなぁ」と感じながら行く夏の海も実際に準備して現地に行ってやってみると「想像以上に楽しめたり」、「つまらないだろうぁ」と感じてた映画も実際に映画館で見てみると「期待以上に良かった」と感じたり。つまり、積極的な行動に紐づく意外性というものがあります。例えば、夏バイトでライフガードをするのもまた同じで、実際に経験することでライフガードのバイトを来年もやってみたくなるものです。
逆に「人に誘われたり、意図した行動でないもの」でも同じように予想以上に満喫するものもあったりします。

このメカニズムは何でしょうか?

これらに共通しているものはシンプルに「期待値<満足度」の法則です。つまり、休日に何かをする際に、過去に経験のあること(ディズニーランドに行ったことがある、洋服のセールに行ったことがある)には、必ずある一定の経験に基づく期待値があって、その期待値より上か下かが満足・不満足に繋がってくる。また、全く未経験のことをする場合でも、テレビCMや雑誌、口コミなどから自分が想定できる期待値を勝手に作り、想定よりも現実に行ったことが上であれば「意外に良かった」休日になると言えます。

子供の頃に感動体験が多い記憶があるのは経験値が少ないから、単純に予測ができないだけとも考えられます。大人になって「意外といい」と感じにくくなるのは、子供の頃のように体験に対してのフィルタリングが出来上がってしまっているからなのかもしれませんね。

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