新年の過ごし方で心と体を整える!正月三が日に実践したい休暇活用法

新年の過ごし方で心と体を整える!正月三が日に実践したい休暇活用法


忘年会や新年会などで、つい暴飲暴食してしまいがちな年末年始。
できるだけ控えようとは思いつつ、この時期ならではの豪華な食事や、仲間や友達と飲むおいしいお酒に、つい羽目を外してしまう方も多いのではないでしょうか。
とはいえ、1月は新年の始まりとして心身をリセットし、健康的な生活基盤を整える絶好の時期でもあります。
今回は、年末年始で疲れがちな胃腸のケアを始め、心身の疲労をケアして心と体のバランスを整える方法をご紹介します。

疲れた胃腸を休めるには「食べない」のが一番


日本では、1月7日の人日の節句に七草粥を食べるのが恒例です。この時期になると、スーパーの店頭などに七草のセットが並ぶ光景を目にしたことがある方も多いでしょう。
七草は昔から「邪気を払う」といわれている縁起物ですが、一方で、年末年始の豪華な食事で荒れがちな胃腸を休める意味合いもあります。
胃もたれや胸やけ、食欲不振といった症状がなくても要注意。もし少しでも暴飲暴食に心当たりがあるなら、できるだけ胃を空っぽにし、胃腸機能を回復させましょう。
人間の胃は、2~6時間程度で食べ物を消化するといわれています。食事を摂ってから2~6時間以内に連続で食べ物や刺激の強い飲み物を摂取すると、胃腸機能がどんどん低下してしまいます。
可能であれば8時間程度は何も食べないようにし(ただし水分はしっかり補給しましょう)、胃腸を休ませてあげるのが理想的です。
食事を摂るにしても、脂肪分が控えめのヘルシーな食事を、できるだけ時間をかけながらよく噛んで摂るようにしましょう。
参考サイト:大樹生命「お正月は胃腸と家計のリセットを!」

心を休めるには「寝正月」と「デジタルデトックス」が最適


さて、「胃腸の疲れよりも、心の疲れを癒やしたい」と思っている方も多いでしょう。特に年末年始は会社の仲間や顧客、友人との付き合いなどで、何かと気疲れする機会が増えるものです。そんな疲れた心は、正月三が日のうちにしっかりと癒やしておきたいところ。
心を休めるには「寝正月」を過ごすのがおすすめです。
日本には古くから、大晦日は眠らずに年神様を迎える代わりに、元旦は寝て過ごす習わしがあります。寝正月には胃腸を休めるだけでなく、心身の疲労を癒やす意味があるのです。
また、寝正月で体をゆっくり休めるだけでなく、SNSから距離を置いたりネットサーフィンを控えたり、デジタルデトックスを併せて試みることで、心身ともにリフレッシュしやすくなります。
特に日ごろからスマートフォンやタブレットなどをよく使っている人は、知らず知らずのうちにネット疲れを起こしている可能性があります。一年の始まりである正月は、寝正月を過ごしながらデジタルデトックスを実践することで、心身のリセットを図るのに最適なタイミングです。
「寝正月は惰眠を貪るようで何だかなぁ……」と思わず、自分の心と体を労わるつもりでゆっくり過ごしましょう。
参考文献:青少年における自然体験活動の心理的効果の検討

英気を養うなら「ビジョンボード」の活用がおすすめ


新しい年のスタート、せっかくならしっかりと英気を養い、張り切って一年を始めたいと思っている方も多いはずです。しかし、心身の疲労が残っている状態で無理をすると、コンディションは低下する一方。
正月は心身をしっかり休めるのがマストですが、英気を養う方法がないわけではありません。
寝正月を過ごしながら、あるいはデジタルデトックスを実践しながら英気を養うには、「ビジョンボード」の活用がおすすめです。
ビジョンボードとは、叶えたい夢や願い、あるいは理想の自分の姿やイメージをテキストや画像、写真などにまとめ、日常で目につきやすい場所に置いておくというもの。
たとえば、漫画やドラマなどで受験生が「合格!」と書いたビジョンボードを目の前の壁に貼っていたり、部屋の目立つ場所に貼っていたりする様子を見たことがありませんか?
あの「合格!」の手書きポスターこそ、典型的なビジョンボードです。
実はビジョンボードは、人間の脳機能の一つである「RAS(Reticular Activating System)」に起因し、目標の達成や夢の実現に効果的であることが脳科学的に明らかになっています。
RASは通称「ラス」と読み、日本語では「網様体賦活系(もうようたいふかつけい)」といいます。どのような脳機能かというと、「人間は意識しているものに関連する情報やヒントを無意識的に集めようとする」という機能です。
たとえば「新しい車を購入したい」と思ったとき、街中を走る車に自然と目がいき、無意識のうちに前によりも車種について詳しくなっていた──という経験はありませんか?
受験や車の購入だけでなく、人間はあらゆる物事においてこのような力を発揮します。
ですから、一年の始まりに今年の目標や理想を掲げたビジョンボードを作成し、目に見えるところに置いておけば、目標を達成できたり理想を実現できたりする確率が上がるというわけです。
モチベーションも高まりますから、デジタルデトックスをしながら英気を養うのにぴったりの方法ではありませんか?
参考サイト:ミライイ「ビジョンボードとは?効果や作り方、活用ポイントを紹介」

心身をリセットして新しい一年を始めよう

大型連休の一つである年末年始は、一年の区切りとなる大切なタイミングです。年越しの疲れや不調を引きずったまま一年をスタートするよりも、コンディションをしっかりとリセットし、新たな気持ちで一年をスタートさせたいですよね。
本記事でご紹介した「食事法を工夫する」「寝正月を過ごす」「デジタルデトックスする」「ビジョンボードを活用する」といった方法は、心身に負担をかけることなく手軽に取り組めるお正月向けの休息テクニックです。
これらの方法は、もちろんお正月だけでなく日頃の暮らしの中でも活用できます。胃腸の疲れを感じたとき、心身の疲労を感じたとき、英気を養いたいときは、ぜひこれらの方法を実践してコンディションを整えてください。

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