週末トラベラー | バースデー休暇というマイルール

マイルールを作る

人にはそれぞれマイルールがあります。自分には思い当たらないと思う方はよく考えてみてください。例えば毎年お盆に墓参りに行ったり、結婚記念日に花を贈ったりするのも言ってみればマイルールです。
私の場合、このマイルールは「バースデー休暇」です。
毎年誕生日になると、海外で誕生日を迎えています。これまで、シンガポール、ブータン、ギリシャ、インドなど色んな場所に行って誕生日を過ごしてきました。

誕生日って、他人にとっては何でもない普通の日ですが、自分にとっては一年に一度の節目です。誕生日になると誰でもちょっとは自分と向き合いますよね?
私はその時間を海外で1人でのんびりしながら過ごしています。数年前から始めたこのマイルールのおかげで毎年誕生日が待ち遠しくなっています。

バースデー休暇にはメリットがいっぱい

実はバースデー休暇にはたくさんのメリットがあります。
私の誕生日は10月中旬なのですが、休暇を取るにはいい季節です。海外旅行のオフシーズンなので航空券もホテルも安くなります。また、毎年恒例行事として同僚や仕事関係者に伝えているので、事前にこの時期は仕事を調整することができます。
私は独身なので海外旅行をしますが、本当は家族のある人にこそ取ってほしいと思っています。それを自分の誕生日だけでなく奥さんや子供の誕生日に。
別に海外まで行かなくてもたった1日だけでいい。大切な家族の誕生日に休みを取ることで大事な時間を一緒に過ごせます。よくテレビドラマであるように、子供の誕生日に残業で帰れなくて、家に帰った時間には既に子供が寝てしまい、残ったケーキとパパありがとうって描かれた絵を見つめながら「タカシ、ごめんな。」と涙することもなくなります。
それに会社の同僚や仕事仲間も全員誕生日はバラバラなので仕事への影響も少なく、きっと取得しやすいはずです。つまり本人や家族はもちろん、会社や旅行業界にとってもみんながハッピーです。社員の有給消化率に悩む社長さんには是非ご一考願いたいところです。

休日は平日の疲れを回復するためにあるのではない

昨今こういう話をするとブラック企業かホワイト企業かみたいに結論が二極化してしまい、一生懸命仕事をしている人を否定しているように聞こえてしまうかもしれません。でもそうではありません。世の中には仕事でしか得ることのできない達成感や自己実現だってあります。一生懸命仕事をすることで人が成長したり社会が良くなる事は本当に素晴らしいことだと思います。でも良い仕事をするためには必ず良い休日が必要なのです。
以前勤めていた会社の労働組合が、有給消化を促進するためのポスターを社内に貼り出しました。そのポスターには、「仕事の幅は仕事だけでは広がらない」というコピーが添えられていました。その通りだと思います。
休日は平日の疲れを回復するためにあるのではありません。

休日は人生を豊かにするためにあります。せっかくなので今週末は、休日の疲れを平日に回復するくらいのつもりで全力で楽しんでみてはいかがでしょうか?

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