Withコロナの日常に隠れたシアワセ探し Fromカナダ Part 3

休日の多様性

バンクーバーの木々も、秋色に染まり始めました。

ちょうど虹のカケラが。

先月から半年ぶりに娘たちの学校がスタートして、個人的にはコロナ前の日常にかなり戻った気がします。でも最近、ここBC州では毎週1,000人ほどの感染者が判明していて、10月現在の累計感染者数は1万2,000人超。(BC州の人口は福岡県に近く、500万人ほど)

今も人と集まるときは「基本6人まで」で、社会全体でみるとWithコロナの日常がまだ続いています。

Withコロナと小学校の今

娘たちの小学校の主な新ルールは、

  • 5年生以上はマスク着用(4年生以下は親の判断。4割くらいの子が着用)
  • 登下校の時間や休み時間、ランチの時間などを分散する
  • 休み時間に遊ぶエリアを学年などで分散する
  • 6回の手洗い (登校時、スナックを食べる前、中休み後、ランチ前、昼休み後、下校前)

などです。学校便りなどはコロナを機に更にデジタル化へ。エコになりました。

カナダでは高学年になるまで保護者と登下校するのがマスト。(コロナ前から)

9月からは朝、子供が教室に入る前に、担任の先生がコロナ関連のヘルスチェックを1人ひとりにしています。

校舎の外側からも教室へ直接入れるドアが各クラスにある。コロナ前も登下校時の出入りはここから。

窓から教室の中をのぞくと、小2に進級した娘が19人のクラスメートと長蛇の列を作っているのが見えます。その先には手洗い場が1つ。娘がキチンと手を洗う姿を見守りながら、これを最低6回すると思うと「エライ!」ってハグしたい気持ちになります。

「ルールが厳しいけど、友達と先生に会えて嬉しい!」と話す娘たち。人とリアルにつながれる学校の中で、「いろいろ大変だったけど楽しい1年だったなぁ」と思えることが、これから沢山ありますように。

カナダの「食」のコト

皆さんの外食スタイルは、コロナ前の頃に戻りつつありますか?バンクーバーでは今も、レストラン内での食事を控える傾向があります。ファストフード店はテイクアウト派がダントツ。店内で食事をする人は以前よりかなり少ない印象です。

コロナ対策をした店内。ちなみにカナダ版のロゴマークの真ん中には、メープルリーフの絵が。

ただ、レストランの外にあるパティオにはお客さんがだいぶ戻ってきました! 飲食店が店内での営業を再開できたのは6月のこと。それに合わせて、店の外にパティオスペースを作ることがOKになったんです。これは、店内の席数を減らした分をカバーするアイデアで、今、バンクーバーでは400軒以上の店がパティオを作っています。とはいえ、ダウンタウンではパティオのすぐ近くを、車やバスがブンブン走っていることも…。それでもお客さんは笑顔で食事を楽しんでいました!

またカナダは「Uber Eats 」などのサービスも充実していて、ステイホーム中だって好きなモノをお家でいただけました。外食を控える人と客数を増やしたい店を繋ぐこのサービスは、コロナの影響で利用者増!でもその裏側では、使われるプラ容器などの数も「増」という環境問題が…。難しいですね。

今、気になっているのは、レシピ付きでミールキットを届けてくれる自炊サービス。利用後には感想を綴る予定ですが、調べたところ、メニューはアジア系、ヨーロッパ系、アフリカ系など、他にも多種多様。届いたレシピを見ながら届いた食材で調理すると、30分ほどで美味しい一皿ができるとか。楽しみが1つ増えました!

バンクーバーは特に移民者が多く、世界各国の味が気軽に楽しめる街。だから娘たちが小学生になってからは、友達とたまに行くランチも大切な自分時間でした。今のリフレッシュ法は友達とする散歩。ライフスタイルが広がったし、これはこれでアリです。散歩後はお腹が空いてランチしてた頃を懐かしく思い出しますが。

今は、楽しくランチにまた行ける日を心待ちにしているところです。

もうすぐハロウィン

10月31日のハロウィンは、子供が楽しみなイベントの1つ。今年はコロナの影響でほとんどのイベントは中止ですが、今、お店ではハロウィン関連のモノが例年通りたくさん売られています。 今年のハロウィンは土曜日。家族みんなで過ごせる年ってそんなにないから貴重です。コロナの影響でハロウィンのカタチは違うけれど、そんな中での楽しみ方を探しておきたいです。

Withコロナの日常に隠れたシアワセ

この半年近く、コロナってワードを何度聞いたでしょうか。人はそれぞれいろんなことを乗りこえて大人になるけど、Withコロナ生活は誰もが初めてで、手探り状態で。コロナ前の何気ない日常はシアワセだったんだなぁとしみじみ思います。だから今、感じるシアワセはもっとシンプルなことで。帰る家があって家族が健康でいることとか。特別な場所でなくても、家族や友達と出かけられることとか。

ネットのおかげで自分のニーズがほぼ叶っていることにも感謝です。特に移民者にとってこの時期に、知りたいコトを母国語でも検索できること、母国の家族と気軽にビデオ通話できることってホントに心強くて。

(現在カナダの人口の20%以上が移民者。アメリカやイギリスは約10%、日本は約2%)

ふと、娘たちが七夕の日に書いた願い事の1つが、「コロナが早く無くなりますように」だったことを思い出しました。これから1年後の世界なんて誰も分からないけど、「コロナ前の日常」に少しずつ戻ってきているのは確か。

今日も娘たちは元気に学校へ行けました。それが嬉しいなぁ。

学校が終わったら、ぎゅーっとハグして迎えたいと思います。

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