Withコロナの日常に隠れたシアワセ探し Fromカナダ
休日の多様性
10月に近づいて、少しずつ長そでをチョイスするような涼しい日も増えてきたカナダ ・バンクーバー。ちょっとさかのぼると、今年の春はコロナによりステイホームが合言葉になり、観光客の受け入れもゼロになりました。アメリカへの国境も今だに制限されたまま。用事で外に出かけると、今まで全く習慣のない「マスク」をつけている人がいることにビックリしたのはもう過去の話で、今ではほとんどの現地の人が外出時にマスクをつけています。また2mのソーシャルディスタンスを守るために、人と人がハグや握手をする姿も見かけなくりました。半年前の3月とはまるで違う光景です。
皆さんと同じように、カナダに住んでいる私たち家族にもコロナの影響がいろいろありました。小学生の娘2人の学校も無期限休校となり、子供たちとはこの半年間、私が買い物に行くとき以外はずーっと一緒でした。いつかこの時期を一緒に振り返ったときに、大変なことだけじゃなく、ほっこりしたシアワセな時間も色々シェアしたことを懐かしく思い出せるといいな。
この春から秋にかけての日々のあれこれ。これから3回に分けて綴ってみたいと思います。
おこもり生活がスタート!
カナダの最西端にあって日本にイチバン近い州、BC州。(ブリティッシュコロンビア州)そのBC州の中にバンクーバー、そして私たち家族の住むバーナビー市はあります。
BC州は3月半ばに感染者が増加し、緊急事態宣言が出ました。そのため、いつもは4月に始まる娘2人の小学校も無期限休校が決定。ステイホームに伴い在宅勤務の会社が増えましたが、カナダポストに勤務している私の主人は毎日出勤のまま。(毎日リスクを背負いながら働いてる主人には感謝です!)こうして平日は、子供の勉強を見るのがメインのおこもり生活がスタートしました。初めての状況に不安もありましたが、カナダの学校は9月からが新学期なので、担任の先生やクラスメートがこの時期に変わらなかったのはありがたかったです。
オンライン学習方法は、学校やクラスによってそれぞれ。当時1年生の娘のクラスは、その日の課題の1つを写真で先生のメールに添付する方法、そして当時3年生の娘のクラスはMicrosoft Teamを使った学習方法でした。全てが英語だし、毎日新しい課題を一緒にキチンとこなすことは私にもかなりのチャレンジ。でも、先生が毎日課題を提出した後にコメントをくださっていたので、それが母娘のやる気パワーのもとでした。また週1でZoomなどを使ったクラスの交流があり、娘たちはクラスメートや先生に会えるのが嬉しそうでした。
おこもり生活の間、勉強タイムの他にはYou Tubeを観ながらダンスをしたり簡単な運動をしたり。結構3人のテンションが上がる楽しいひとときでした。また子供たちは、友達とオンラインゲームをして遊ぶこともありました。親の目の届くところで時間を決めてするなどのルールを決めたら、会えない友達と気軽につながれるよい方法だったと思います。 5月になると制限しながらの散歩などが可能になり、母娘3人のステイホーム生活もなんとか無事終了。6月に入るとオンライン学習と並行して週2回だけ学校に通うチョイスもありましたが、私たち家族はオンラインのみを選びました。こうして我が家の娘たちは、春休みの後に1度も学校へ通うことがなく夏休みを迎えました。ちなみに娘たちの通う小学校では、6月には各クラス7人前後の子たちが登校してたそうです。これは普段の3割ほどの人数です。
牛乳がウチの冷蔵庫にない!
学校が休校になり困ったことの1つは、平日に済ませていた買い物が不可能になったこと。そこで、週末に私1人で数時間かけてまとめ買いをするという、ちょっとハードなスタイルに変わります。4月のステイホームの頃に近くのスーパーから消えた食料品は、パスタ関連、パン類、小麦粉、パンケーキのもとや缶詰、冷凍食品などなど。少し前まではキレイに並んでいたのに、、、。そう思うと切なくもなりました。
さて、買い物が週末の1回になってから、我が家では2週間おきの木曜日ごろに「牛乳が冷蔵庫にない」という現象がおこり始めます。そのワケは。。。いつも購入する4Lサイズの牛乳の賞味期限は、購入日からだいたい12日後。だから週末に買う牛乳は、平日中に必ず飲み終わるんですよね。
冷蔵庫に牛乳がない日常は子供たちとって人生初で、当たり前が当たり前でなくなった当初は衝撃が大きかったようです。それでも数日待てば必ず牛乳は買える!「まだまだありがたい環境の中に自分達がいるんだ」って子供なりに感じるキッカケになれたように思います。
次回は、子供の遊びにまつわることや休日の過ごし方、そして、遠出せずに過ごした今年の夏の記憶などを、カナダのコロナ事情も交えて綴っていく予定です。
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