
“なんか物足りないGW”に効く、小さな贅沢リスト
科学的にも正しかった、“ちょっと贅沢”の効能
GWに入ったのに、なんだか物足りない。
人と比べてしまって、ちょっと気分が落ち込む。
そんなときこそ、「小さな贅沢」を生活に差し込んでみませんか?
実はこれ、単なる気休めではなく、心理学的にも“幸福度”を押し上げる行動だと証明されているんです。
小さな贅沢が「幸福度」を高める、という研究
心理学の研究によると、
人間の幸福度は「日常の中で感じるポジティブな感情」に大きく影響されることがわかっています。
例えば、米国の心理学者バーバラ・フレドリクソン教授(ポジティブ心理学の第一人者)は、
「小さなポジティブ感情の積み重ねこそ、幸福感やレジリエンス(回復力)を育てる」
と述べています(Broaden-and-Build Theory, 2001)。
つまり、大きなイベント(海外旅行とか)をドカンとやるより、毎日ちょっと「いい気分」を積み重ねるほうが
長期的に見て、人生の満足度が高くなるということ。
この理論に沿って、GWに小さな贅沢を取り入れるリストを紹介していきます。
贅沢①:ホテルのモーニングだけを食べに行く
非日常感をプチ体験するには、ホテルの朝ごはんが最強。
楽天トラベルの調査(2023年)でも、「旅先の朝食を楽しみにしている」と答えた人は全体の82%にのぼりました。日常の延長線ではない場所で、丁寧に用意された食事をする。
それだけで、脳は「特別な体験」として記憶してくれます。
贅沢②:1,000円以上するスイーツを堂々と買う
ハーバード大学の研究(2014年)によれば、「高品質なものを、意図して選んで消費すること」は、自己肯定感を高める効果があると報告されています。ちょっと背伸びしたスイーツを選ぶのは、「自分の価値を認める」行動そのもの。
気分転換だけでなく、自己評価のアップにもつながります。
贅沢③:昼から「本気の昼寝」をする
カリフォルニア大学バークレー校の研究(2020年)では、昼寝を取る人は、ストレス耐性が高く、感情コントロール力も高い
という結果が出ています。GWの昼間。スマホをオフにして、思い切って1時間くらい昼寝する。それだけで、脳と心の回復力がグッと高まります。
贅沢④:誰かへのプレゼントを自分にも買う
「ギフトを贈ることは、贈る側の幸福感も高める」これは、シカゴ大学ビジネススクールの実験結果(2008年)でも確認されています。さらに、自分にギフトを贈る場合も、自分自身への肯定、自分を労う感情が生まれるため、幸福感が持続するそうです。
贅沢⑤:いつもと違う道で帰る
「小さな冒険」がもたらす脳の活性化効果は、ノーベル賞を受賞したエドワード・モズア(脳神経科学者)の研究でも裏付けられています。見慣れない道を歩くと、空間認識能力、記憶力が刺激され、脳内が活性化。
ちょっとした散歩が、頭と心のリフレッシュに直結します。
小さな贅沢は、科学的にも正しい可能性が高い
GWを充実させるために必要なのは、派手なイベントではありません。、ホテル朝食、1,000円スイーツ、本気の昼寝、自分へのプレゼント、近所の探検。こうした小さな幸せの積み重ねが、脳科学的にも、心理学的にも、最高の休日を作ってくれます。
今年のGW、物足りない気分を感じたら。まずは、小さな贅沢ひとつ、始めてみませんか?
この記事へのコメントはありません。