2019年のGWは元号変更&10連休!さて、何しましょう?にならないために…。

GWというとお正月休みとはまたちょっと違う休日ムードがありますよね。お正月はテレビやラジオ番組特番が組まれていて、初詣やおせち料理、実家への帰省など伝統的な風習を感じられる休みですが、GWは温かい季節でアクティブに動きたくなるような環境下の休みなので、伝統的なコトを重んじるような空気感ではないですよね。特に2019年は新元号になるタイミングとGWが重なることもあって、いつものGWとはちょっと違う…。さて、どう違うのか?

2019 消費行動の変化

最近は消費傾向の変化が「モノ」から「コト」に留まらず、どのようにそれを買ったのか・体験したのか?という付加価値が重要視されています。一見、価格が高くても、価格以上の「価値」を提供することが消費者の心をつかむことに繋がる傾向にあります。確かにamazonなどのECサイトでモノを購入する時は、既にその時点で何かを買おうと考えていて、モノでキーワード検索して類似商品も含めて検討しますね。でも、ECサイトでは価格以上の「価値」を意識する機会はあまり多くないものと思います。昨今の消費行動の背景には、消費者自身が「達成感」「満足度」など単純な商品の機能だけでなく、実践して得られる価値に対価を払う流れになってきていると言えます。

消費行動の多様化と価値への欲求の深化

そのため、元号が変わるこのタイミングに重なる GW。そもそも社会全体が通常の GW と違う空気感に満たされることが休日マインドのベースとなりますし、且つ 10 連休という大型連休になるので、例年の GW と違う空気感・期間の長さに対して消費者も『「休日」をいかに充実して過ごすか?せっかくの長期休暇だし、ダラダラ過ごしたら勿体ない、何かやってみようかな?』といったマインドが醸成されやすくなり、価値に対する意識が高まると考えられます。

何気なく過ごしている連休を3つに分類する

普段何気なく過ごしている休みについて、あらためて分類すると大きく3つに分けることができます。

1.国民全員が休みの空気感に包まれる長期休暇(例:年末年始休暇、お盆休みなど文化・伝統的な休み)

2 .GW などのような長期休暇(主に私的な消費を促す傾向のある休み)

3 .通常の土日祝などの日常的な休み(ルーティン的な行動に繋がる休み)

これらの休みは、それぞれ異なる空気感が休日のベースとして存在していて、そ
れが人の行動のベクトルをある程度、決めていたりします。例えば、社会全体がお休みモードに突入する空気感に包まれるお正月休み。年末年始の行動は実家への帰省、紅白歌合戦、初詣、おせち料理、初売り、交通渋滞、お正月番組などなどこの長期休暇だけの独特のゆっくりとした時間が流れ、その中でそれぞれが時間を過ごすというものになります。次に、GWは季節的に温かくアクティブな消費活動を行いやすい時期の長期休暇であるので、お正月とはまた違う能動的なモチベーションがベースとなりやすいものになります。

連休ごとに異なる空気感

まず、どのタイプの休みをどのように過ごすのか? それぞれの休日の空気感を踏まえた上で自分にマッチする休日時間の過ごし方は何か?を考えて、実践することが必要です。GW期間中は同じ長期休暇でも社会全体がお正月休みのような時間の流れのゆっくりとしたものではないので、お正月のような休み方を求めようとしてもマッチせず、心身共に充実した時間は過ごせないことになります

休みが長いと休み明けの憂鬱が気になる…

一方で、いわゆる「連休明けの憂鬱」の原因は、ダラダラした休日を過ごしてい
た人に多い傾向があります。惰性の時間が長いほど「あ~、面倒くさいな」とい
うような傾向に陥りやすくなります。
どのように過ごすのか?を考えることは、休んだ実感を持つことに繋がります
ので「連休明けの憂鬱」にならないように、まず過ごし方を考えてください。

休みをきちんとリフレッシュできるようなアドバイス

10 連休に近いまとまった休みを取れそうな人に向けて

GW における弊社の調査では「休みの計画を 3 週間以上前に立てると充実した休日を過ごすことができた」という割合が、「2-3 日以内に計画する」場合に比べて高い。つまり、準備期間に比例して休日の満足度も高くなるということが分かっています。旅行などが特にそうですね。また計画的に休んだことで「しっかり休んだ実感を持つ」ことができ、休み明けの仕事へのモチベーションも上がっていきます。

10連休といったまとまった休みを取れない人に向けて

GW が 10 連休であってもサービス業をはじめする方々は仕事をされています
よね。そんな方には、先ほどの3分類のうち「3通常の土日祝の日常的な休み」
を充実した休日に変える方法があります。
それは、仮に無計画で代わり映えのない休みでも「何かしらの気づきを得るこ
と」です。いわゆる「こなしの休日」をして(10 時に起きて、朝ご飯食べて、
掃除洗濯して、買い物して、時計を見たらサザエさんの時間的な)ルーティンだ
と行動範囲もグルグル一定のところの繰り返しになるので、何かに気づきを得
ることで「休んだ実感」につなげていくというものです。

変わらない日常の休日の繰り返し

私は先日の日曜日に家電量販店にぶらっと立ち寄ったのですが、そこで8Kテレビを初めて見て、あまりの画像の綺麗さに驚くばかりでした。テレビをあまり見る時間がないため技術の進歩はここまで進んでいたのか!という発見(What’s New)による気づきを得ました。その後、スマホで8Kテレビを検索し情報収集してしまいました。

その気づきの数や深さはシングル、カップル、夫婦、子持ちのファミリーで各々
ですが、気づきを通じて期待値以上の満足度を得ることで「意外に良いい」「今
日は何かよかった一日だったな」になりやすくなると考えられます。

さて、皆さんも「休んだ実感をもつこと」を意識して 10 連休にのぞんではいかがでしょうか?

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