被害最小限に抑えた、ちょっとスゴい!台湾のコロナ予防意識

休日の多様性

今世界中でコロナウィルスに影響が広がる中、日本のテレビ(地上波)ではあまり放送されないアジアの現実。今回は台湾在住の林 宏任が台湾の今をお届けします。
アジアで一番安全な台湾

新型コロナウィルスが世界的に広まっている今、台湾はアジアで一番安全と言えます。いつもは旧正月明けに始まる新学期は延期になったものの、学校は閉鎖されることなく、児童や生徒、学生たちはマスク着用で通常通り学校へ行っています。

会社によっては在宅勤務の所もありますが、大多数の会社勤めの方々は出勤しています。オフィスビル、銀行やレストランなどの公共施設に入る際は体温測定が行われ、コンビニでは椅子の数を減らしたり、レジに並ぶ人たちは前後の人と1.5メートルのソーシャルティスタンスを保って並ぶようにしています。

私はコストコへ行った際、名物ピザを一切れ買ってフードコートでいただこうと思ったのですが、クラスター感染への懸念で椅子とテーブルは全部外されていました。結局外で食べざるを得なかったのですが、こういう未然防止対策があるから台湾は新型コロナウィルスによる被害を最小限と食い止められたと言えます。

更に、電車とバスに乗る際はマスク着用が義務付けられています。

薬局のマスクの在庫が今、分かる!台湾のLINE pay!

台湾版LINE Payは近くの薬局のマスク在庫状況が確認できる機能が付いていて、在庫がなく無駄足を運んでしまうことが間逃れます。帰宅時間が遅いため薬局へ行けない人たちはコンビニで予約して、二、三日後にマスクを受け取るという制度も確立されました。五月中旬現在は、一人につき薬局で購入できるマスクの枚数は二週間9枚までと限られていますが、生産量が追いついてきた今、次第に買える枚数が増やされると思われます。

ロックダウンなし!4月に入って感染者ゼロの日も!

三月は外国在住者による帰国ラッシュで40人前後だった感染者数が400人近くも激増しましたが、四月の上旬から徐々に治まり始めて、遂に中旬から感染者ゼロの日も出始めました。緊急事態宣言やロックダウンがなされることなく、人々は自粛の日々から少しずつ従来の生活を取り戻し始めたと言えます。台湾の名物でもある夜市、そしてナイトクラブも賑わいを取り戻しつつあります。プロ野球の開幕も延期されることなくシーズンは観客なしで開始し、五月より観客を導入しての試合が行われるようになりました。

感染者ゼロの日が一週間続いたら先着30名に台湾名物・手のひらサイズの唐揚げ「鶏排(チーパイ)」を奢るとSNSで公言した友人がいて、本当に感染者ゼロの日が一週間続いたのでおかげ様で鶏排を一枚いただくことになりました。

台湾ではフィットネスクラブに加入している人が多く、近年仕事の後や休日はジムで汗を流すのいう人たちが増えています。新型コロナウィルスの感染が出始めた時から感染者ゼロの日が続く今まで、各フィットネスクラブは自粛で使用者が減ったものの、閉鎖されることなく運営を続けています。ジム通いという概念が定着する前から早朝や夜、公園で汗を流すというのが一般的で、老若男女問わずダンス、ジョギングなど趣味の合ったアクティブな人たちが集まって好きなことに打ち込んでいます。

主婦のフォークダンス同好会、ダンスに燃える中高生或いは大学生、または3 on 3のバスケットボールをする学生や社会人を常に見かけます。大きい公園、河川敷に行けば、ジョギング愛好家やサイクリングをする人も結構います。

因みに筆者自身は週に三回か四回格闘技/武術の稽古に通っています。運動のみならず仕事の後に始められる趣味が有れば生活も変わってきて、違ったものが見えてきます。

意外にいいかも!と思えてしまう台湾の日常の休日時間

台湾は九州より少し小さい島国なので、休日のちょっとしたお出かけもすごく便利です。ちょっと足を延ばしたければ隣の県へはバスや列車で一,二時間で行けます。北台湾のサーフィンの名所宜蘭県へは台北から列車かバスで一時間半足らずで行けます。東海岸の花蓮県と台東県以外は台北から色々なバス会社、そして高速鉄道 (新幹線) を利用して行けるので、地方都市への一泊や二泊の気軽に行けます。このようにして、新型コロナウィルスの影響で海外旅行へ行けなくなったものの、気軽に行ける国内旅行へのシフトチェンジも見受けられます。

また台北は自然と隣り合わせの盆地の街なので、市を囲む山にはハイキングコースが多く、家族連れでも手軽に楽しめるコースや少々体力が要るコースなどたくさん選べます。筆者自身は温泉が楽しめる北投区の山を回るのが好きで、緑あふれる山のきれいで澄んだ空気を吸った後は陽明山の温泉で一風呂浴びるのがなんとも気持ちが良く、至福の一時と言えます。

 平日の夜や休日は家でゴロゴロ、またしては晩ご飯の後に夜市へくぐり出して、夜食あるいは二度目の晩ご飯を物色する人もいますが、ジムで自分の目標に向かって頑張る、若しくは公園で仲間たちと好きな運動をして輪を広げていくなど健康志向の現代人のライフスタイルが確立されつつあると言えます。時間を有効に使って、目標を持って何か好きなことに打ち込むにより、身も心もリセットができてバランスの取れた生活を築く人が多いという印象を受けます。

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